賃貸物件の仮押さえが可能なのかを解説
2021-07-03
本記事では賃貸物件の仮押さえについて、解説していきます。
これを読んでいるあなたは、賃貸物件の「仮押さえ」をしたことがありますか?
「仮押さえ」は不動産賃貸ではよく行われる方法です。
この方法を知っているかどうかで、お部屋探しの方法も変わってきますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
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お部屋探しを行う際、一度の内見では入居するか決めきれない時がありますよね?
ただ、迷っているうちに他の人から申込みが入ってしまう可能性だって充分にありえます。
その結果、結局入居出来なかったなんてことになったら悲しいですよね。
そんな時に、賃貸物件を「仮押さえ」することが出来たら、良いなって思いませんか?
実は、賃貸物件ではこの「仮押さえ」するということは、実際にはありません。
だけど、不動産の営業さんが「仮押さえしておきましょう」と提案することがあります。
この場合の「仮押さえ」は一般的な「予約」するということではありません。
入居申込みをするという意味になるのです。
従って、「仮押さえ」ということは、内見を済ませて入居申込書を提出している状態を指しています。
結果として、入居審査中は物件が仮押さえされている状態になっているということです。
しかし、中には本当の意味で「仮押さえ」ということができる地域もあります。
地域によっては、商慣習の違いで本当に「仮押さえ」が出来たりするのです。
こういった慣習は、首都圏よりも、地方でみられることが多い傾向が見られます!
ただ、原則は入居申込を提出して物件を押さえるという流れになるため、「仮押さえ」したいのであれば、事前に不動産会社に相談した方が良いです。
一度、入居申込みをした後のキャンセルについて出来ると思いますか?
実は、賃貸契約を結ぶまでの間は、入居申込みをキャンセルすることが可能なのです!
ただし、入居審査を通過していわゆる35条書面と言われる重要事項の説明を受けると契約の意思があると見なされてしまうので、キャンセルすることが出来ません!
宅地建物取引業法では、契約を締結するまでの間に、不動産会社は購入予定者に対して購入物件にかかわる重要事項の説明をしなければならないと定めています。
そして、重要事項説明は、宅地建物取引士が、内容を記載した書面に記名押印し、その書面を交付した上で、口頭で説明をする必要があります。
そして、重要事項説明を受けた後は、返金不能な手付金を支払います。
重要事項の説明が終わり、手付金をお支払いしてしまうと、入居申込みをキャンセルしても、支払った申込金は戻って来ません。
それでも契約を解除したい場合は、手付金を解除すれば契約を解除することが出来ます。
稀に手付金を払った後に契約を解除させて手付金も返して欲しいと言われるお客様がいらっしゃいますが、契約後に手付金を放棄しなければならないというのは宅建業法に定められていることです。
従って、仮押さえをして、もしキャンセルする場合は、重要事項説明を受ける前に不動産会社に連絡しましょう。
重要事項の説明が終わり、手付金をお支払いしてしまうと、入居申込みをキャンセルしても、支払った申込金は戻って来ません。宅建業法に定められていることなので手付金を支払う場合は、本当に申し込みの意思があるかを自分に問いかけましょう。
一般的に押さえが可能な期間は不動産会社によって異なるものの、入居申込書の提出から入居審査が行われる間の1週間程度になります。
もちろん、入居審査は人によって個別具体的に異なりますので、それぞれ期間は変わってきます。
ただ、入居審査の期間は結果として仮押さえの状態になっているだけです。
申込者から仮押さえの期間を指定できるわけでは無いので注意してください!
仮押さえについての流れやルールについて理解出来たと思います。
では、実際に仮押さえをするにあたって、守ってもらいたいマナーについて解説していきますね。
まず、複数の不動産会社で別々の物件を仮押さえする行為はマナー違反となりますので、絶対にしないようにしましょう。
例えば、物件や管理会社が違っても、保証会社が同じ場合があります。
その場合、多重契約とみなされ、審査に落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。
また、不動産会社同士の横のつながりは広範囲に及びますので多重の申込みを入れれば、不動産会社に不審に思われる可能性があります。
その結果、審査結果に悪影響が出る可能性がありますので入居する意思のある物件のみに申込みするようにしましょう!
キャンセルすると決まった場合でも、不動産会社にはなんだか伝え辛いですよね。
しかし、キャンセルが決まっているにもかかわらず、連絡をしなければ、いろんな関係者に迷惑がかかってしまいますので必ず早めに連絡をするようにしましょう。
キャンセルなどの対応は珍しいことではなく不動産会社も慣れていますので、早めに連絡することをお勧めします!
気になる物件をすべて仮押さえをしたい気持ちは十分理解できます。
しかし、複数の不動産会社で入居申込みしてしまうことは、多くの方に迷惑がかかりますので気をつけましょう!
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複数の不動産会社で入居申込みしてしまうことは、多くの方に迷惑が掛かる行為になるため、キャンセルする場合は早めに連絡するのがマナーです。
馬場生悦
SEIJOHOME株式会社代表取締役。都内で不動産賃貸業と不動産管理・仲介業の法人を2社経営中。初心者の方でも安心してお引越しができるようにお部屋探しのためになる情報や不動産投資の経験に基づいた失敗しないための情報やマインドを発信します。保有資格は宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、損害保険募集人。
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